ウォーターサーバーの解約金はいくら?契約期間と違約金の目安を比較

ウォーターサーバーの解約金はいくら?契約期間と違約金の目安を比較 生活インフラ

ウォーターサーバーを契約するときに一番見落とされやすいのが、途中でやめるときの費用です。0円のプランもあれば、60,000円かかるプランもあります。しかも月額が安いプランほど解約金が高いという関係があるため、月額だけを見て選ぶと後から大きな差になります。この記事では、各社の公式サイトに記載されている契約期間と解約金を一覧にしたうえで、「あと何か月待てば得になるか」を計算で判断する方法までまとめました。

※本記事の金額は2026年9月時点の各社公式サイト・FAQの表記に基づきます。プランの改定や申込時期によって条件が変わるため、契約前・解約前に必ず公式の規約でご確認ください。

なぜ解約金があるのか

ウォーターサーバー本体は、多くの場合レンタルとして提供されます。メーカーは本体の製造費・配送費・設置費を先に負担し、それを毎月の水代やレンタル料で少しずつ回収する仕組みです。短期間で解約されると回収が終わらないため、その分を補うものとして解約金が設定されています。

この構造から、ひとつの傾向が生まれます。回収期間を長く取れるプランほど、月額を安くできるということです。実際、月額が最も安いプランは契約期間が5〜6年と最も長く、解約金も最も高く設定されています。「安いプランほど途中でやめにくい」のは偶然ではなく、料金設計の必然です。

主要メーカーの契約期間と解約金

公式サイトに記載されている条件を、プラン単位で整理しました。同じメーカーでもプランによって条件が大きく違うため、メーカー名だけで判断しないよう注意してください。

宅配型

メーカー・プラン期間解約金
プレミアムウォーター 基本プラン2年10,000円 or 20,000円(機種による・不課税)
プレミアムウォーター ずっとPREMIUM3年25,000円(税抜)
プレミアムウォーター もっとPREMIUM5年50,000円→0円(段階式・不課税)
コスモウォーター smartプラス2年33,000円(税込)
コスモウォーター smartプラスNext3年33,000円(税込)
フレシャス3年40,000円(不課税)
アクアクララ 通常プラン1年9,900円(税込)
アクアクララ 2年割プラン2年(更新制)12,980円(税込)
クリクラ ベーシックプランなし0円
クリクラ お得スタートプラン3年1年未満12,500円/1〜2年10,000円/2〜3年8,000円(段階式)
信濃湧水実質3年2年以内14,300円/2〜3年5,500円(税込)
ふじざくら命水 基本プラン2年14,300円(不課税)
ふじざくら命水 3年割プラン3年1年未満18,700円/2年未満16,500円/3年未満14,300円(段階式・不課税)

浄水型

メーカー・プラン期間解約金
エブリィフレシャス3年40,000円(不課税)
ハミングウォーター2年33,000円(税込)
Locca litta お得プラン6年60,000円→0円(段階式・不課税)
Locca litta 基本プラン5年50,000円→0円(段階式・不課税)
コマムウォーター5年38,500円(税込)
ウォータースタンド セルフメンテなし0円
ウォータースタンド 訪問メンテ1年6,600円(税込)

※プレミアムウォーターのずっとPREMIUMは2025年6月25日以降、もっとPREMIUMは2026年1月15日以降の申込に適用される金額です。それ以前の申込は条件が異なります。

この表で気づいてほしいのは、「宅配型だから安い」「浄水型だから高い」という区別はないということです。分かれ目はタイプではなく契約期間の長さです。最も高い60,000円は浄水型ですが、最も安い0円は宅配型(クリクラ ベーシックプラン)と浄水型(ウォータースタンド セルフメンテ)の両方にあり、どちらも契約期間を設けていないプランです。

解約金には「一律型」と「段階式」の2種類がある

解約金の設定には2つのパターンがあり、どちらかによって「待つ意味があるか」が変わります。

一律型は、期間内ならいつ解約しても同じ金額です。フレシャス、エブリィフレシャス、ハミングウォーター、コスモウォーター、アクアクララ、コマムウォーターがこれにあたります。契約2か月目でも期間満了の1か月前でも金額は変わりません。

この表で最も重い組み合わせはコマムウォーターです。最低利用期間5年に対して解約料38,500円(税込)が一律で、4年11か月使っていても満額かかります。段階式のLocca 基本プラン(5年)なら4〜5年の時点で20,000円まで下がっているので、同じ5年でも終盤の負担がまったく違います。期間の長さと一律型の組み合わせは、金額以上に効きます。

段階式は、経過年数に応じて金額が下がります。プレミアムウォーターのもっとPREMIUMプラン、Locca、クリクラのお得スタートプランがこの方式です。

利用期間Locca お得プランもっとPREMIUM
1年未満60,000円50,000円
1〜2年50,000円40,000円
2〜3年40,000円30,000円
3〜4年30,000円20,000円
4〜5年20,000円10,000円
5〜6年10,000円0円
6年以上0円0円

Loccaともっとプレミアムは、どちらも1年ごとに10,000円ずつ下がる設計です。クリクラのお得スタートプランは下げ幅が小さく、1年未満12,500円→1〜2年10,000円→2〜3年8,000円となっています。ここから、次に説明する判断ができます。

あと何か月待つべきかは、計算で決められる

「もう少し待ってから解約した方が安いのでは」と迷ったときは、次の式で判断できます。

解約金が下がる金額 ÷ 月額 = 待つ価値のある月数

考え方はシンプルです。待っている間も月額は払い続けるので、待つことで浮く解約金が、その間に払う月額より大きいときだけ待つ意味があるということです。各社に当てはめると、こうなります。

サービス月額下がる額待つ価値がある期間
Locca litta お得プラン2,380円10,000円4か月以内
もっとPREMIUM4,082円10,000円2か月以内
ハミングウォーター3,410円33,000円9か月以内
エブリィフレシャス mini / tall3,300円40,000円12か月以内
コマムウォーター3,278円38,500円11か月以内

読み方の例を挙げます。ハミングウォーターを契約して1年4か月が経ったところで解約を考えたとします。最低利用期間は2年なので、満了まであと8か月。ここで今すぐ解約すれば33,000円かかりますが、8か月待てば0円です。その8か月分の月額は3,410円×8=27,280円。待った方が5,720円安く済むという計算になります。

逆に、まだ契約から3か月しか経っていないなら、満了まで21か月。21か月分の月額は71,610円なので、33,000円払って今やめた方が圧倒的に安くなります。

ひとつ注意点があります。この計算は解約後にウォーターサーバーを使わない場合のものです。別のサービスに乗り換えるなら、待っている間に払う月額と、乗り換え先の月額との差額で比べる必要があります。乗り換え先の方が月1,000円安いなら、実質的な「待つコスト」は月1,000円になるので、待つ価値のある期間はもっと長くなります。

契約期間の起算日に注意

「あと何か月か」を数えるとき、いつからカウントするかを間違えると計算が狂います。起算日はメーカーによって違います。

  • 初回配送予定日から:プレミアムウォーターのもっとPREMIUMプランは、契約日ではなく初回配送予定日が起算日と公式に明記されています。申し込みから初回配送までのタイムラグの分だけ、満了も後ろにずれます。
  • サーバー交換でリセットされる:フレシャスは「レンタルプランでご契約後またはサーバー交換後3年未満」と規定しています。つまり途中でサーバーを交換すると、そこから3年のカウントが始まり直します。故障や機種変更で交換した覚えがある人は、契約日ではなく交換日を確認してください。
  • 更新サイクル制:アクアクララの2年割プランは2年ごとの更新制で、更新月に退会すれば途中解除料はかかりません。逆に更新月を過ぎると、また次の2年が始まります。更新月がいつかを把握しているかどうかで12,980円が変わるので、カレンダーに入れておく価値があります。

解約金以外にかかるお金

解約金だけを見ていると、請求額を見て驚くことがあります。別途かかる可能性があるのは次のような費用です。

  • サーバーの未返却に対する費用:プレミアムウォーターは、解約後30日以内にサーバーが返却されない場合、製品補償料として1台あたり33,000円(税込)を請求すると規定しています。解約金とは別枠です。回収の日程は必ず押さえてください。
  • サーバー引取手数料:コスモウォーターとハミングウォーターは、解約時の費用が「解約金」ではなく「サーバー引取手数料」という名目です(どちらも33,000円税込)。規約で「解約金」の項目を探しても見つからないことがあるので、名称の違いに注意してください。
  • 休止手数料:解約を迷っている間に配送を止めていると、その期間の手数料が積み上がっていることがあります。プレミアムウォーターは60日経過で880円、90日経過でさらに880円。コスモウォーターとフレシャスは2か月以上連続で停止すると月880〜1,100円です。
  • 機種変更でも解約料がかかる場合:コマムウォーターは特定商取引法に基づく表記で、解約だけでなくサーバーの機種変更(同機種交換を含む)も同じ手数料の対象と明記しています。さらに「当社からの停止、解約も含みます」とあり、事業者側の都合で停止になった場合も対象と読める書き方です。契約前に規約の該当箇所を確認してください。
  • 地域別の配送料:コマムウォーターは北海道4,070円、沖縄5,170円、離島5,500円(いずれも税込)の配送料がかかります。ふじざくら命水の送料無料は東北・関東・甲信越・北陸・東海が対象です。「送料無料」は全国一律とは限りません。
  • キャンペーン特典の返還:アクアクララは、キャンペーン経由で申し込んだ場合、規定利用期間の満了前に退会すると別途景品代等の支払いが生じる可能性があると案内しています。「〇〇円キャッシュバック」で契約した人は、この条項を確認しておいてください。

引っ越しは解約理由にしなくていい

一人暮らしで解約を考えるきっかけとして多いのが引っ越しですが、引っ越し自体は解約の理由になりません。多くのメーカーは住所変更の手続きで契約を継続でき、解約金を払う必要がありません。サーバーは自分で梱包して運ぶか、メーカーの移設サービスを使います。

ただし、配送エリア外への転居では継続できないことがあります。その場合に解約金が免除されるかどうかはメーカーごとに扱いが異なるため、転居先が決まった段階で確認してください。特に離島や一部地域は対象外になりやすい部分です。

次に契約するなら、解約金のないプランを選べる

ここまで見てきたとおり、解約金は0円から60,000円まで幅があります。そして0円なのは、契約期間を設けていないプランだけです。

上の表で契約期間も解約金もないのは、浄水型ならウォータースタンドのセルフメンテナンス機種、宅配型ならクリクラのベーシックプランです。数年以内に引っ越しや生活の変化がありそうな人には、この条件自体が判断材料になります。

気になるのは「縛りがない分、月額が高いのでは」という点だと思います。公式サイトの金額で計算すると、こうなりました。

プラン月額(24L・水2本)契約期間解約金
クリクラ ベーシックプラン3,960円なし0円
オーケンウォーター おトクプラン3,950円3年16,500円

差は月10円です。少なくともこの2つを比べる限り、縛りを外すための追加料金はほとんど発生していません。クリクラの月額の内訳は、12Lボトル1,750円×2本+あんしんサポートパック460円(加入必須)。入会金・宅配料・設置料・解約時の撤去料は、いずれも0円と公式に記載されています。

ただし、一人暮らしには注意点があります

クリクラには「3ヶ月でご利用本数が6本未満の場合、サーバーレンタル料1,100円(税込)/月が発生する場合がございます」という条件があります。

6本÷3か月は月24L。これは一人暮らしの目安としてよく使われる量とちょうど同じで、境界線ぎりぎりです。飲む量がこれを下回ると、こうなります。

  • 月24L使う場合:3,960円 → 1リットルあたり165円
  • 月12Lしか使わない場合:1,750+460+1,100=3,310円 → 1リットルあたり約276円

解約金がゼロでも、水をあまり飲まない人には月々が割高になります。自分が月に何リットル使うか見当がつかないなら、水が余るときの対策で必要量の考え方を先に確認してください。

同じメーカーの中でも、安いプランには縛りがある

クリクラにはもうひとつ「お得スタートプラン」があり、12Lボトルが1,670円と80円安くなります。月額では160円の差です。ただし契約期間は3年、解約違約金は1年未満12,500円・1年以上2年未満10,000円・2年以上3年未満8,000円と設定されています。

3年通して安くなるのは160円×36か月=5,760円です。一方で1年未満でやめると12,500円かかるので、その時点で逆転します。この記事の前半で見た「月額が安いプランほど解約金が高い」という関係は、同じメーカーの中でもそのまま成り立っています。

なお、クリクラの水は天然水ではなくRO水(逆浸透膜でろ過した水にミネラルを加えたもの)です。天然水にこだわる人には向きません。

※金額は2026年9月30日時点の公式サイトの記載に基づきます。

解約する前に確認すること

  1. 起算日を確認する:契約日・初回配送日・サーバー交換日のどれが起点か。マイページか契約書面で確認します。
  2. 自分のプラン名を確認する:同じメーカーでもプランで金額が数倍違います。メーカー名だけで判断しないこと。
  3. 段階式かどうかを確認する:段階式なら、次に下がる節目までの月数を数えて上の式に当てはめます。
  4. 解約金以外の費用を確認する:返却の期限、引取手数料、溜まった休止手数料、キャンペーン特典の返還。
  5. 残っているボトルの扱いを確認する:未開封分が返品できるか買い取りかはメーカーによって違います。

そもそも契約するか迷っている段階なら、一人暮らしにウォーターサーバーは「いる」?「いらない」?で判断の基準を整理しています。水を使い切れないことが解約の理由なら、水が余るときの対策を先に読んでみてください。配送ペースの変更で解決できる場合があります。

よくある質問

Q. 最低利用期間を過ぎれば解約金はかかりませんか?

A. 原則かかりません。ただしアクアクララの2年割プランのように更新制のものは、更新月を過ぎると次の期間が始まり、再び途中解除料の対象になります。更新月に解約すれば0円です。

Q. 「契約期間なし」と書いてあるのに解約金がかかることはありますか?

A. あります。信濃湧水は公式サイトに「契約期間はありません」と記載がある一方で、サーバー設置後2年以内の解約に14,300円(税込)、2〜3年に5,500円(税込)の費用を設定しています。「契約期間の縛りなし」という表現と、解約時の費用がゼロであることは別の話なので、料金ページの下部や規約まで目を通してください。

Q. 解約金が一番安いのはどれですか?

A. 契約期間も解約金もないプランが、宅配型・浄水型の両方にあります。宅配型ではクリクラのベーシックプラン、浄水型ではウォータースタンドのセルフメンテナンス機種が、いずれも公式に最低利用期間なし・解約金0円としています。ウォータースタンドの訪問メンテナンス機種は1年未満で6,600円(税込)です。数年以内に生活が変わる可能性があるなら、この選択肢は検討する価値があります。

Q. 解約金は消費税がかかりますか?

A. メーカーによって扱いが分かれます。プレミアムウォーター、フレシャス、エブリィフレシャス、Loccaは「不課税」と明記しています。一方でコスモウォーターやハミングウォーターの引取手数料、アクアクララの途中解除料は税込表記です。金額を比べるときは、税抜・税込・不課税のどれなのかを揃えて見てください。

まとめ

  • 解約金は0円から60,000円まで幅があり、月額が安いプランほど高い傾向がある
  • 宅配型か浄水型かでは決まらない。分かれ目は契約期間の長さ
  • 解約金には一律型と段階式があり、段階式なら「下がる額 ÷ 月額」で待つべき月数を計算できる
  • 起算日は契約日とは限らない。初回配送日起算やサーバー交換でリセットされるケースがある
  • 解約金のほかに、未返却時の製品補償料33,000円、引取手数料、休止手数料、キャンペーン特典の返還がかかることがある
  • 引っ越しは住所変更で継続できるのが一般的。解約する前に移設できないか確認する
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